百道(ももち)から

考えの切れっぱし

新書が好き

 新書が好き。先日は「『面白い』のつくりかた」(佐々木健一)、「本当に頭のいい子を育てる世界標準の勉強法」(茂木健一郎)、「60歳で小説家になる。」(森村誠一)、を手に入れた。

 「『面白い』〜」は芸を出し惜しみしていないというか、こんなにノウハウを教えていただいていいんでしょうか?と言いたくなるほど、情報・知識量が満載。

 「本当に頭の〜」はまだ半分ほどしか読めていないけれど、迷える子羊たちを救う、時代にマッチした一冊だと思う。そうそう、そういって欲しかったんです、的な。おもに書かれているのは、暗記中心の学びではなく、探究心や思考力を伸ばす育て方をして、地頭を育てることが大事ということ。子どもをこんな風に導けたらどんなにいいことか。でももし自分が今子どもだとしたら、こんな風にできるだろうか。その点でこの本は私にとって、大きな理想。この地点に到達できればものすごくいいなと憧れる。夢のような本だから、思わずページを開きたくなる。

 「60歳で小説家になる。」は、定年を迎えた世代に対する、書くことのススメ。良いことばかりがサラサラと書いてある。影の部分にほとんど触れられていないところが興味をそそられる。感性は磨き続けなくてはいけないこと、華がないといけないこと、などが印象に残った。