百道(ももち)から

考えの切れっぱし

『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!』を読んで

さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!』を読みました。映画『さかなの子』を見逃してしまって、悲しんでいる私にもととなったような本があるよ、とある方が教えてくれたのでした。

さかなクンの幼少期からタレントとしてまた、東京海洋大学客員准教授となるまでが書かれているのですが、まあ、すごい。タコに初めて出会って感激したことから始まって、カワハギに夢中になったり、学校でカブトガニを飼育したりと、のめり込み方の半端なさ。それよりも輪をかけてすごいのは、さかなクンのお母さん。子どもが好きなことなら、と止めない。止めないどころか学校の先生からの進言にも「これがうちの子です」というような勢いでやり返す。高い水槽を自費で買う、畳が腐っても叱らない。こんなお母さん、いるんだなあ。思わず、私もこんな母親になりかたったよ、といいたくなりました。ちょうどいろんなことで、ビシバシと子を叱り続けていた時期でした。私にとってちょうどいいクスリとなりました。